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2008年11月26日 (水)

ミュージカルってさ

小康状態の母に感謝しつつ、行ってきました東京。

半分以上は一人暮らしの娘の家事で終わったけど、21日と22日の昼「エリザベート」観てきました。

2006年の時もそうだけど、めちゃ兄さんのファンだから観劇したようなもの、もともとミュージカルはどうも肌にあわない。特に宝塚テイストが入るともう絶対からだが受け付けない。だから今回もライブほどには心浮き立たたず、しかし兄さんのがんばりを観なくては、くらいの気持ちだったんだけど・・・・

いや

それが

おもしろかったんだよ、エリザベート!!

2回目だと作品全体観る余裕が出てくるもんだね。前回全く眼に入らなかったルキーニの語り口や行動をみてて

ルキーニのエリザベートを見る眼は、現代のヨーロッパ人の眼と同じってことに気付いた!!

エリザベートは、つまりハプスブルグ家、つまり中世を支配した絶対王政、いうなれば自国の歴史。それをルキーニという代弁者を通してあざ笑っているんじゃないのか!?もちろん大いなる自戒と悔いをもって、ね。

ものものしい舞台設定、豪華なキャスト、お金と時間をめいっぱいかけて じぶんたちの過去を自嘲している。

こいつぁ、恋物語なんてとんでもない、めっちゃくちゃ面白い風刺劇じゃないかぁ。

さすがはシニカルなヨーロッパ人!大好きだ―、このセンス!!

少し前

「徹子の部屋」にルキーニ役の高嶋さんが出てて、「このミュージカル、ヨーロッパではすごい人気なんですってね」「はい、ロングランで・・」というやりとりをチラ見した。

徹子さんは長い間アメリカにいてブロードウェイ・ミュージカルにとっても詳しい人らしいんだけど、徹子さんの言葉の裏に「アメリカ人にはわからないでしょうね」っていうニュアンスが含まれているような気がして、これも可笑しかった。

これ、ぜったいアメリカではヒットしないと思う。アメリカって王国の歴史をもたないし、征服者のまんま今もつっ走っているし。

ヨーロッパ以外では日本で公演されたってのが嬉しい。宝塚版に脚色されたにしても、死神と皇妃との禁断の恋の話だったにしても。

う~ん

兄さんはラッキーな人だなあ。そして聡明な人だ。あちこちのコメントみても、きちんとトートの役を把握しているよ。歴史という大きな流れを「男の眼」で俯瞰してみてる。その上で架空のキャラ・トートを独自に創り上げている。やどんにとって完璧なトートだった。

またビジュアル ガン見するの忘れた

しかも 歌もよく聴いてなかったし

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2008年11月16日 (日)

給我一支猫・ストーリー①

P20.故事

中国語では物語のことを「故事」といいます。タイトルはこれ↓

………………

マッチ棒のような女と妻楊枝のような男の物語

潔美の洞窟

すべてはこの潔美の隠れ家から始まった・声が聞こえる……。

「黑樹」

「うん」

「誰かに会ったの?」

「あれはもしかしたら潔美だったかもしれない」

「あなたは潔美が生き返ると信じているの?」

「潔美は小さい頃大病をわずらって一度死にかけたことがある。だからママに彼女が死んでしまったのかどうか聞いたんだ。ママはあの子はもう一度帰ってくると言ってた。」

「あなたは帰ってくると思う?」

秘密はすべて潔美の洞窟にある

その洞窟は今は使われていない防空壕で、黑樹と妹の潔美が幼い頃、秘密基地にしていたものだった。

潔美はその真っ暗な洞窟の中で、歌ったり作り話をしたりするのが好きだった。

ある年の台風の夜、なんと妹はたくさんの瓦礫や看板、羽布団なんかと一緒に吹き飛ばされてしまったのだ。

黑樹はそれ以来、妹についてこう言うことにしている:あの子は力を尽くして――彼女を思う人のそばに飛んでくることができるんだ、と。

その時からずっと黑樹は全ての外界と気安く関わらなくなっていった。母は潔美は必ず帰ってくると言っているが、そんなこと始めから実現しないたわごとだ。

黑樹はその事件を小さな秘密として、胸のずっと奥にしまい続けたのだった。

あの子は きっと力を尽くして

思う人のところへ飛んでくる

彼女は猫だったのか、 それとも潔美だったのか?

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2008年11月 9日 (日)

人物紹介(3)

時間があいてしまいました。登場人物の紹介つづきです。

…………

夢中見読書会

・高貴村

67才。読書会の創始者。いつもトランペットをかかえているが、人に教えようとしたがらない。今まで誰も彼が楽器の演奏をしているのを見たことがない。

読書会のマネージャーで、聞くところによれば以前はスリだったという。

・高達

30才、どことなくセレブな雰囲気。数学修士の学位を持っている。すでに成人しているが少年のような面影をただよわせている、実は読書会の陰のリーダー。

家族で小さなパブを経営している。長い間「死亡滋味方程式」なるものを研究中。

・土匪

20才。環境保全主義者(エコロジスト)である。隙をみては他人の者を持ち去るのが好きで、物品を収集する癖がある。

はれぼったいがきれいな眉目をしていて、友達の家に遊びに行っては姉妹の入浴をのぞいたりする。身体は大きく家族はいない。いつも未来から来た黑樹の弟だといっている。

・小莫

22才。刺青をしては楽しんでいる。

ともすれば詩的な言葉で話し、まさしくマドンナmadonnna的存在(土匪の姉)。

一日中ずっと悩ましげなようすで猫を抱いている。

・阿不

25才、ウェブページ制作の特技を持つ。よく犬を蹴とばす。

メンバーの中で唯一、高達と心を通わすことが出来る。

………………

登場人物は以上です。実際に映画をみてもわからなかった「夢中見(=デジャブ)勉強会」のメンバーたちのプロフィールがここでやっと知ることができました。

次回はいよいよストーリーです。

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2008年11月 2日 (日)

人物紹介(2)

「給我一支猫」の登場人物Part2です。

……………

・瓦斯季

女性、25才。鐵雄の部屋の階下に住む産婦人科の看護士。アネゴ肌にみえるが、実際は繊細な考え方をする。鐵雄よりはるかにクリエイティブな才能がある。

いつもMuse(=ミューズ:詩の女神)のように、鐵雄にヒントを与えてくれる。

・小乖

15才。中国とフランスの混血。好奇心が強い。

黑樹の同級生の妹。

・Dr.皮

42才。産婦人科医。理髪や抜歯もする。

鐵雄のいとこ。

・老張

62才。擺夷族(東方の部族)の人。

一族の習慣で若いときは「走婚(=同棲?)」をしていた。

年老いた飼い犬が行方不明に。

・小女孩

少女、10才。早熟で聡明な女の子。

この街でただ一人の冷静な人間といえるかもしれない。

……………

漢字をさがすのに疲れました。人名は苦労します。

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2008年11月 1日 (土)

「給我一支猫」本の訳・続き

おひさです。

そろそろこのブログの本来の目的である「給我一支猫」の訳を再開します。

P16のいよいよ「故事(=ストーリー)」からです。

………………

P18 人物紹介

・黑樹(Kuroki)

28才 一人暮らしの青年。自分は日本人の生まれ変わりだと深く信じている。これといってやり遂げたこともなく、いつもノラ猫といっしょにトタン屋根にねそべっている。Saxophoneが吹けるようになることを夢見て、太陽に合わせて寝起きしているような生活。

これといってときめくこともなく、感情をおさえることにすっかり慣れてしまい、心から歓喜することも無くしていた。

・鐵雄 (Tetsuo)

31才。産婦人科の医学生でもあり、奨学金でパイロットの訓練も受けている。

疑い深く精神的に問題があり(彼は常に猫と対等に話している)、それ故パイロットの資格は取り消されてしまった。

アマチュアの作家で、余暇に作家活動をしては勉強会も長期欠席している。鐵雄とは(黑樹の先輩としての呼び名)である。

・養樂多(Yukulto)

25才。おもかげが一見猫をおもわせる謎の女性。離婚歴あり。路上駐車をとりしまるバイトをしている奨学生になりすましている。

・杲雅琪

29才、TV番組のキャスター。 

ずっと黑樹が密かにあこがれている、守護神ともいうべき恋の対象。いつも光る螢のように、人生の方向を示してくれる。甘い声と天使のような風貌をあわせもつ女性。

・潔美(Kiyomi)

妹。鐵雄とは血縁関係のない妹で21才。きれいな一重まぶたをしている。小学のとき、母親と一緒にアメリカから移民してきた。

いつも精一杯で思い詰めているような感じ。誰のところにでも飛んでくることができる。

……………

もう寝ます。続きはまた。

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